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「交わり」2019年8・9月号 牧師室の窓

加藤 久幸

9月15日・16日、教区・社会活動協議会が開催された。テーマは 「原爆の図を未来につなぐ」「丸木 位里さんと丸木俊さんが伝えようとしたこと」。 ✻ 私は16日だけの参加であったが、久しぶりに丸木美術館(埼玉県・松山市)を訪ねることができた。そして、講師の岡村幸宣さん(2001年から丸木美術館学芸員)のお話を聞くことができた。  私の変化ということもあるが、2011年の東日本大震災以後を意識せざるをえなかった。また、美術館で行われていた、企画展「堀浩哉+堀えりぜ 記憶するために-わたしはだれ?」は刺激的であった。とりわけ、大きな展示室全面に福島の海の映像が写しだされ、そこで亡くなった方の名前が重なるように呼ばれ、鑑賞している自分の影も映し出される…。私は、暫く、動くことができなかった。 ✻  岡村さんを交えた全体協議では、活発な質疑応答・意見交換があった。その中で、私が印象に残ったいくつかを紹介しておきたい。 ・かつては丸木美術館で事前学習をして、新幹線を利用して広島に行くという、高校生の修学旅行があった。その後、交通手段(飛行機の利用)や社会の変化により、丸木美術館や広島を訪れる修学旅行は激減した。 ・社会の変化という関連では、表現の自由を巡る 圧迫・自粛・取り組みなど、活発な意見交換があった。 ・今はミッション系などの来館があるが、かつては、修学旅行でなければ「原爆」に出会うことのなかった「普通」の高校生に、「原爆」をどう伝えるかという出会い・取り組みがあった…。 ✻  「原爆」「ビキニ被爆」「3・11」、そして「福音」を、今の社会の中で、どのように受けとめ伝えていくかは、私たちの課題であると考えさせられた。  団体で事前予約すれば「解説も可」と説明があった。もちろん、個人の訪問も、お勧めしたい。