3月8日(日)、その日は朝から体調がすぐれず、主日礼拝の説教も座ったままで行わせていただきました。私の様子を心配して、教会員は「今日は休んだ方がよい」という声をかけてくれました。それを遮って、私は午後の茨城地区総会に出かけました。
会場のつくばクリスチャンセンターに着くと、様子を見た同労の牧師や信徒たちが、今までの経過を確認の後、有無を言わせず、119番通報をしてくれました。そこで、救急車に乗せられ、筑波大学付属病院に搬入されました。処置室に運ばれ、入院となり、様々な検査を受けて、経過を見ることになりました。
後でいただいた診断書によると、「小脳梗塞」
「3月8日~3月24日まで当院にて入院加療を要した。退院後、約1カ月の自宅療養を要する見込みである」と書いてありました。
幸いなことに、最初に関わってくれた教会員や地区の関係者などの配慮により、大きな後遺症は残ることなく、現在に至っています。
この間、3月19日には外出が許され、学園の卒園式にも出席することができました。さすがに、対外的な用はその後控えていますが、教会と学園の仕事は何とか通常どおり?行っているものと想われます。
しかしながら、生活のリズムや内容も変わりましたし、疲れを覚えるのも事実です。自分なりに「異和感」を覚えるのは、①病気によるものか、②生活の変化によるものか、③薬によるものなのか、と考えたりします。今まで大病をしたこともなければ、入院もなければ、薬も飲んだことがなかった(風邪薬程度はあるが)ので、不思議な感じがしています。
今は、医師の指導により、5月連休明けに、今後の予防のため(心臓から脳に至る動脈に細い部位がある)ステントをいれる処置をする予定です。
奇しくも、私は今年の7月が来ると満60歳になります。今回のこともあり、教会役員会や学園理事会で私の今後の歩みについて触れることがありました。あまり大げさには考えていないのですが、「覚えられ」「お世話になる」ことを実感しながら、自由に生きたいが自由にならない我が身を想いながら、「命を与えられる」ことの意義を、改めて示されている幸いを日々感じています。